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特集  2017.10.27

【メーカー特別レポ】『 CODENOiR 』に聞きました!

【 ドール製品を作っているのはどんな人?どんな場所?!そんなギモンにお答えします! 】

2015年の設立以来、あらゆるドール衣装の可能性の追求や、コラボドール開発のために積極的に活動する『 CODENOiR 』。

CODENOiRの知られざる名前の由来や、過去にリリースされた衣装の数々に込められた熱意を知る事ができる、スペシャルなインタビューをお楽しみ下さい!

CODENOiRを代表する皆さん (聞き手:DOLK スタッフ)

■DOLKスタッフ(以下D):メーカーを設立したのは、いつですか?


■CODENOiR:球体関節人形の国際市場にて10年以上の経験を積んだのち、CODENOiRは2015年に設立されました。
主にドールのファッション関連商品(お洋服、ウィッグやシューズを含む)に重点を置いて活動しています。

■D:メーカーの名前「CODENOiR」の由来を教えていただけますか?


■CODENOiR:"Code Noir"はフランス語で「ブラック・ラベル(黒い帯)」を意味します。

ブラック・ラベルのコレクションとは、常に最高の品質が約束されており、他に類を見ないデザインとなっています。私たちはこのブラック・ラベルの製品をお客様に提供することを目指しているため、設立時にこのブランド名に決めました。

しかし、何名かのファンの方々に"Code Noir"に関する歴史的な問題かつネガティブな意味を指摘し、教えて下さりました。
「最高の品質という意味合いであるCode Noir」と「否定的な意味合いであるCode Noir」を区別するために、ブランド名の心臓部分"i"を小文字にし、Code Noir→CODENOiRと変更しました。

前述の「ブラック・ラベル」に付け加え、私共のドール製品を通してコミュニティーに愛を広めることができる、という意味も込められています。

■D:現在は何名で運営していますか?また、可能であれば追加で社内の各担当(企画・衣装製作・デザインなど)のお名前や人数を教えていただけますか?


■CODENOiR:現在、フルタイムの仲間が6名います。そのうちの何名かをご紹介いたします。

Ta・・・ディレクター
Vicky・・・マーケティング・カスタマーサービス
Komi・・・開発・デザイン
Rivaliie・・・写真チーム

■D:新しいプレオーダー衣装をデザインして新商品として販売するまでの流れと、どれくらいの時間をかけて新しい衣装・シューズ・ウィッグなどを制作されるか教えて頂けますか?


■CODENOiR:お洋服の場合、まずはコンセプト図案の作成に1-2週間程要します。

コンセプトが承認されたら、お洋服づくりに必要なアクセサリーや生地を含む材料調達へと移ります。その後、最初のサンプル制作におよそ1か月かかります。

サンプルを最高の品質に仕上げたいので、全てのサンプルは最終サンプルになるまでに少なくとも3-4回改良されます。したがって、開発時間はサンプルの改良回数に応じて、約3-5か月を要することになります。

最終サンプルをチェックした後、実際の商品が準備され、ようやく生産開始となります。生産期間は個数にもよりますがおよそ1-2か月程度です。

一方、ウィッグやシューズの開発の段取りはお洋服のそれと似ていますが、お洋服ほど複雑ではないため、サンプリングにかかる時間はお洋服のそれよりも短いです。

■D:衣装デザイン担当の方への質問になりますが、衣装のデザインを考える時に特にこだわっていることはありますか?


■CODENOiRの皆さん
デザイナーさんたちからのコメント:個人の好みだとか、趣味だとかにこだわって制作します。

ディレクターTaさんからのコメント:私たちはお客様やファンの皆様からの意見を取り入れて商品制作に臨みます。

デザイナーさんたち&ディレクターからのまとめコメント:最もこだわり、なおかつ大切なことは「商品の品質」ですね。

■D:CODE NOIRの皆さんがドールに興味を持ったきっかけを教えていただけますか?もしくは、インタビューに答えてくださっている方が代表してドールに興味をもったきっかけを教えてもらえると嬉しいです。


■CODENOiR:ディレクターTaが子供のころ、粘土で人形をつくったことがあるんだそうです。
それらは全て動物を擬人化したもので、彼らにはそれぞれ名前とストーリーがありました。

Taは常日頃から、BJD(球体関節人形)はアーティストたちのアイディアを形にし、他と共有できる手段であると感じていました。

「これは、絵描きがインクを使って美しい風景画を描くのと似ている」と、Taは言っています。

また、「BJD(球体関節人形)とそのファッションをツールにして、私たちCODENOiRの魂とアイディアをファンの皆さんや大切な人達に発信しています。」ともコメントしています。

■D:衣装製作に関わっている皆さんは、ドール制作や衣装製作のために、専門的な勉強をされた事はありますか?


■CODENOiR:Komiは服飾について学んだことがあります。

彼女のお父さんもまたプロの仕立屋であり、30年以上の経験があります。そのような環境の中育ったKomiと、Komiのお父さんからの支援もあり、CODENOiRの服飾の技術はぐんと向上したのです。

Komiさんからのコメント:(人間の)服飾の技術が全てドールにも適用するわけではありません。しかし、間違いから何か学ぶことによって、”辛”が”幸”に変わると思います。

■D:衣装のサンプルなどを制作されている方は普段どんな道具を使って衣装製作されていますか?
何か人間用の衣装制作時と違った道具を使用される事はありますか?


■CODENOiR:特に変わったものはなく、普通の洋服を作るための道具や機械を使っています。

しかし、最初のサンプル制作の際には、前回のデザインで余った生地やアクセサリーを利用しています。なぜかというと、何がどう変わるか、誰も予測がつかないからイレギュラーな仕上がりにとても驚かされるからです。

ビンテージのサンプルに「これだ!」というような素材が見つかった時など、その驚きはとても魅力的です。

■D:新しい衣装製作をされる時に、一番苦労することはなんですか?


■CODENOiR:新しいBJD(球体関節人形)のお洋服を作る際に最も大変なことは、「ひらめき」です。
一人のデザイナーの表現だけではなく、何人ものデザイナーのアイディアの均衡を取ることが大切だからです。また、デザイナーひとりひとりの成長も大切ですね。

■D:定期的に色々なメーカー(例えばAIMERAI、DOLLZONEなど)とコラボも実施されていますが、いつもどうやってコラボの内容を決められますか?


■CODENOiR:私たちは定期的に、特別な「テーマ」を決めます。

そのテーマとドールメーカーさんの以前の作品が合致したら、そのドールメーカーさんをコラボメーカーさんとして選びます。

その後、先方とコラボの打ち合わせをします。
ご存知のように、先方およびCODENOiRのデザイナーにはそれぞれ、はっきりとしたコンセプトやアイディアがあります。
したがって、私たちはあくまでも両者の架け橋のよう、均衡を保つように行動します。

通常、アイディアや計画の打ち合わせ後、ドールメーカーさんとCODENOiRの両方が一緒に商品制作を開始します。

■D:今後コラボしてみたいドールメーカーはありますか?また、お気に入りのドールメーカーがあれば是非教えてください。


■CODENOiR:Taの個人的に好きなドールメーカーさんは、日本の有名な某ドールメーカー、Aimerai、Peaks Woodsです。

AimeraiさんとPeaks WoodsさんについてはすでにCODENOiRとコラボ済みです。近い将来、日本の有名な某ドールメーカーさんともコラボできたらと願ってやみません!

もし、CODENOiRとコラボしたい!と思っていらっしゃるドールメーカーさんがいらっしゃいましたら、お気兼ねなくお声かけ下さい。

CODENOiRは、既存のネットワークによって2Dのデザインを実際に3Dのドールに変換することができるため、ドールメーカーだけでなく、イラストレーターやライセンス提供会社も含め、さまざまな分野のパートナーと一緒に活動していきたいと考えています。

したがって、私たちのコラボは、2者間のプロジェクトだけでなく、時には3者間(あるいはそれ以上)のプロジェクトを企画することもあります。
(例えば、Aimerai X CODENOiR X SiO 2など)

サブカルチャー(アニメ・漫画・ゲーム)を愛してやまないディレクターTaは、イラストレーターの天野喜孝さん、金子一馬さん、KEIさん、大塚真一郎さんなどが手掛けた、日本のイラストが大好きだそうです!

■D:ドールではなく、ドールオーナーのための衣装製作(コスプレ)もされていますが、コスプレが好きなスタッフがおられるのでしょうか?


■CODENOiR:開発担当のKomiがコスプレのファンです^^

■D:今までリリースされた衣装やシューズの中で特に思い入れのあるデザインはありますが?


■CODENOiR:これまでに、様々なデザインをしてきました。
特に思い入れのあるものは、ファンタジーや歴史をテーマにしたものなど。 不思議の国のアリスをテーマにデザインしたものもあります。
現在は、「カジュアル」をテーマにしていますので、ドールだけではなくドールオーナーも楽しめるのではないでしょうか。

ファンの皆さんに、何かアイディアやコンセプトがありましたらいつでも私たちにお問い合わせ下さい。
いつでも皆さんの声を大切にしています!

■D:今まで販売した衣装やシューズの中でも、特に人気のある製品をいくつか、教えてください。

■CODENOiR:定番になっているセーラーシューズ、不思議の国のアリスの衣装セットなど、今回のRepoの画像として提出したものはとても人気が高いです。

■D:CODENOIRが目指している、今後の新しい展開や目標を教えてください。例えば、CODENOIRオリジナルのドールをリリースしたい、など。


■CODENOiR:既存のパートナーと競争関係にならないよう、CODENOiRオリジナルドールをリリースすることは、今後の開発予定にはない状態です。現時点ではコラボドールのみですね。

CODENOiRの今後の計画については、以下を考えています。
(1)人間×ドールファッション
私たちのドールファッションデザインを、人間用ファッションに展開できたらと思います。また、人間用ファッションブランドをドールファッション用に協力開発したいとも考えています。

下の3つは、好きな日本のファッションブランドです。
BABY,THE STARS SHINE BRIGHT,
Angelic Pretty
h. Naoto

(2)版権ドール
私たちのほとんどがACG(アニメーション、コミック、ゲーム)愛好家であるため、ライセンス提供会社のご協力のもと、版権ドール制作の実現化を願っています!

■D:日本に数多くいる、CODENOiRのファンに皆さんに、何かメッセージをお願いします!


■CODENOiR:日本のCODENOiRファンの皆様、ありがとうございます :)
皆さんのサポートなしでは、CODENOiRは成り立ちません。皆様は私たちの宝物です!

ぜひお友達同士でCODENOiRからの愛をシェアして下さい。

■D:多くの質問にお答え頂き、有難うございます!
CODENOiR独自の、品質にこだわる姿勢に大変心打たれました。
また、皆さんの衣装制作への熱意や積極性、これからの展望を聞く事ができて感激です。
11月のプレオーダーも、とても楽しみにしています!

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