DOLK STATION

■DOLKスタッフ（以下D）：作家（ディーラー）として、活動を始められたのはいつ頃ですか？また、作家活動をはじめられた際の経緯やきっかけは何だったのでしょうか？


■camellia：はっきりと覚えていないのですが、おそらく2008年くらいからだと思います。
元々美容師の仕事をしていたのですが、美容学校に行く前はパタンナーになりたいと思っていました。
美容学校もメイク科でしたし、どちらかというとヘアメイクに興味があって
就職の為にサロンワークを選びましたが、憧れていたヘアメイクの仕事をドールで再現することが楽しかったのだと思います。
裁縫は得意ではなかったので、最初は仕方なく始めました。

■D：「camellia」のお名前に、何か由来があれば教えてください。


■camellia：女の子が花を摘んで冠にしたり、もしくは頰や唇に薄く色をのせた時みたいな…
そういう、女の子が可愛く変身する瞬間を作りたい気持ちがあってなんとなく元々好きだった花の名前にしました。

■D：ドールに興味を持った、きっかけがあれば教えていただけますか？


■camellia：小学生の頃はとにかく着せ替え人形が好きでした。
中学生になってからは全く興味がなかったのですが、大人になって突然おもちゃ集めがマイブームになって。
行きつけのおもちゃ屋さんでたまたま見かけたブライスを購入したのがきっかけで再燃しました。

■D：お好きなドール作家様や、他に影響を受けたアーティスト（ドール業界以外の著名人など）はおられますか？


■camellia：あげ始めるとキリがないのですが、自分と違う感性を持った作家さんの作品を見るのが好きです。

■D：ドールのメイクアップには、普段どのような道具を使用されていますか？


■camellia：エアブラシをベースにパステルとアクリル絵の具を使うことが多いです。

■D：今回のワンオフ制作で、特に注力されている部分があればぜひ教えてください。


■camellia：今回のspiritdollの子はとてもリアルな造形の子だったので、普段使用する可愛らしいモチーフの資材に頼らずに質感や色味の重なりに気を使って製作しました。

■D：今回のワンオフで苦労された（なかなか思い通りにいかなかった）部分はありますか？


■camellia：ものすごく単純に言ってしまうと、大きいのでお洋服を作る際の試着や原型をとるのに苦労しました。
造形が本当に素晴らしいので、メイクやお洋服を作る際に困ったことは特になかったです。

■D：普段から作品の制作時に、こだわっている事はありますか？


■camellia：お洋服に関しては使う素材の選び方でしょうか。あとはドール本体をどうやったら一番可愛く見せれるかはいつも一番考えています。言葉にすると当たり前の事ばかりで、こだわりと言うのはちょっとおこがましいですが・・・。

■D：お好きなドールメーカー様があれば、ぜひ教えてください！（いくつでも）
また、好きなドールメーカー様のどんなところがお好きですか？


■camellia：iMdadoll,K-Doll,Doll chateau,Spirit doll,その他たくさん。
どのメーカーさんでもですが、作った方がどういう思惑でこういう骨格にしてその上に肉付けをしたのかを考えるとメイクもお洋服作りも楽しいです。
好きなメーカーさんは割とその波長が自分の好みと合っているのかなと思います。
個性的な造形だとバランスを崩しやすそうですが、可愛いだけじゃなく個性的かつ美しい造形のメーカーさんがとても好きです。

■D：今後、ドールに関する事でチャレンジしてみたい事や目標はありますか？


■camellia：今はとにかく自分でお人形作りがしてみたいです。

■D：多くの質問にお答え頂き、有難うございます！
これからも「camellia」だけの世界観を垣間見られる、メイクやドレスを楽しみにしています！