DOLK STATION

DOLKSTAFF(以下D)：2年ほど前よりAileen Dollのドールは存じていますが、正式なメーカーの設立はいつですか？

Aileen Doll(以下Aileen):弊社の正式な会社設立日は2011年1月30日です。
意外に思われるかもしれませんが会社の正式名称は"Art Toy"です。
"Aileen Doll"はブランド名となります。
Aileen Dollは2012年6月30日が活動開始日となりますが、現在のメーカーサイトと同時オープンとなりますので時間的差はありません。
Art toyはドール以外の模型製品を、Aileen Dollは人形を専門にするチームと考えていただければよろしいかと思います。

D:メーカー設立のきっかけは何ですか？

Aileen:メーカーへの設立はオーナーである私とmakeum氏の出会いが一番大きいきっかけだと思います。
makeum氏の独創的で可愛いらしいデザインを見てメーカー設立を確信致しました。

D:メーカー設立の区切りの年にはイベントを行う予定ですか？
またメーカー設立に至ったきっかけおよびメーカーを設立するにあたり販売ドールのコンセプトなどもありましたら教えていただけますか？

Aileen:Aileen Dollではメーカー設立日の前後にメインキャラクターであるドラゴンドールなどを限定にて販売する予定があります。
今年はドラゴンドールのRotの限定版とSeadをリニューアルしたVer.を販売予定です。
詳細は今後当社ホームページにて発表いたしますのでお楽しみに。

D:コンセプトがアニマル・ドラゴンドールですが、どういったきっかけがあったのでしょうか？

Aileen:当社のメインキャラクターがドラゴンドールとなりますが、今後種類を増やす予定で現在開発中です。
ペットシリーズはメーカー設立時にたくさん開発をしましたが、現在はクリーチャーとドラゴンシリーズに集中しています、
ファンタジーにAileendoll特有の可愛らしさを加えることがモットーということができ、ファンタジー世界を作家の想像力が表現することが目的になっています。

D：Aileen DOLLの名前の由来はなんですか？

Aileen:神さまが与えるプレゼントのように価値のある、誰もが欲しがるドールを作ろうという目標から出来た名前です。

D：差し支えなければ現在何名のスタッフが在籍していますか？担当なども教えていただけますか？

Aileen:在籍スタッフは全部で7名です。7名の内造形アーティスト3名・メイクアップアーティスト2名・企画など2名となっています。

ドールの原型造形-----
makeum氏とme-gun氏そしてbrian氏が主にドールの造形を担当しています。
Makeun氏は主にキャラクターコンセプトとメインキャラクターの制作を行っています。
Me-gun氏はメインキャラクター作成の際のサポート及びその他キャラクターを制作しています。

Brian氏は主にアクセサリーや武器の制作を担当しています。
メイクアップアーティスト-----
ドールメイクについてはDocshul氏とIre氏がメインメイクアップアーティストとして担当しています。
しかしながら、特別なドールを作る際には当社以外のメイクアップアーティストとコラボする時があります。

D：造形師・お洋服のデザイナーなど専門的なスタッフの方が在籍していると思いますが、やはり専門的な美術大学や専門学校などの卒業生が多いのでしょうか？

Aileen:現在Aileen Dollの在籍スタッフは同じ美術大学の出身者であり、先輩と後輩となります。

D:主に造型師の方への質問ですがドールに興味を持ったきっかけを教えていただけますか？

Aileen:私がまだ中学生の時から既にインターネットが普及しており、偶然ドールの写真を発見しました、
感動し興味をもちました。
購入をしたかったけど価格の関係で手が届かなかったため、自分で制作を開始致しました。

D：今までドールイベントに参加されたことはありますか？

Aileen:弊社は設立からまだ2年ほどしか経っていないので、韓国にて開催されたイベントへの出店が3回ほどとなります。
ドールを作ることには自信があるのですが、このようなイベントでの販売経験などが少ないので、今回の日本で行われるDOLK主催のDollismplus2014-Osaka-への参加は心配事が絶えません。
イベント参加の際は不慣れな部分があることをご理解の程お願い致します・・・。

D:これから参加したいと思うドールイベントや訪れたい国はありますか？

Aileen:今はDollismplus2014-Osaka-への参加のことしか頭にありませんので、がんばりたいと思います！

□ドールについて
D:以前はパグやフェネックなどのPetDollの取り扱いがありましたが、今後は復活する予定はないのでしょうか？
(日本では柴犬のドールは出ないのかな？という声があります。)

Aileen:現在ペットシリーズはリニューアルを考えており、来年初めには詳細を発表できる様に準備を進めています。
ご提案を頂いた柴犬の写真を拝見しました！
とても可愛いと思います！！！
是非原型師に柴犬を作るようにせっつきたいと思います！！(笑)

D:JUNGA TOYは海外の造形作家と思いますが、どういった関係性なのでしょうか？

Aileen:JUNGA TOYとは6年ほど交流があり現在も交流があります。
詳細を公開することはできませんが、とっても親しくさせていただいています。

D:新たなドールを開発するにあたりどのような手順で開発しているのでしょうか
1.インスピレーションを基に随時制作
2.販売期間及びコンセプトなどをあらかじめ決定し、決定内容に沿って制作
3.上記以外の方法
など

Aileen:主に販売時期やコンセプトなどを決定した上で制作に入ります。

D:ドール開発の際に特に大変だった点・または思い入れがあるドールがあれば教えてください。

Aileen:ドールを新たに開発するときは、コンセプトデザインを考え出すために何度も終わることのない会議と修正を重ねるため最も苦労します。

何個か案が出て、どれも決め難いときがあります。
初めて製作し販売するときはいつも大変です。

全ての人形に愛着がありますが、特に一番最初に制作したWAWAに一番思い入れがあります。
Aileen DOLLにとって、初めてのPET DOLLですから。

D:商品写真はセットのようなものがあると思いますが、写真を撮影する際に気をつけていることはありますか？

Aileen:ドールや商品の撮影をするときはドールキャラクター性を重視しストーリー仕立てで撮影しています。

D:ドールを制作する際にどのような道具及び材料を使っていますか？

Aileen:技術に進歩はあっても後退はありません。なので、新しい技術を習得し製品に反映することはドールにかかわらず産業全般にわたって重要なものと考えます。技術の発展に後退はありえません。
どれだけ早くその技術を習得して、製品に適応するかという問題は、メーカー全般が抱いている重要な問題ではありますが
それに縛られないように原型師が好む方法に合わせることも重要だと考えます。
いわゆる、ハンドメイドの部分も重要と考えられます。

D:ドールや洋服をデザインするとき参考にする本やものはありますか？

Aileen:先ほどもお伝えしたようにファンタジーなものが皆好きなので、ゲーム・アニメ・画集など多くのものよりモチーフの原型を考えます。

□今後の活動等について
D:アメニティでドラゴンエッグのペンダントなどがございましたが、今後作ってみたいアメニティやグッズはありますか？

Aileen:ドラゴンに関わらず新作商品の発表・販売の際にはイベントを企画し
ドールのキャラクター(性格)を表すグッズを制作したいと思っています。

D:日本で人気のドールはAshes・Rotが人気ありますが、今までに販売された・現在販売されているドールの中で特に人気のあるドールはありますか？

Aileen:ドラゴンドールではやはりベーシックということもあり、Ashes・Rotの注文を頂いています。
限定ということであればLapisが一番の人気でした。

AileenDollでは最初に販売されたドラゴンドール"Seed"に愛着があります。
そして、今"Seed"はリニューアルをして発表する予定ですので、皆様に反応をいただけることを期待しています。

D:世界各国より注文があると思いますが、特に貴社のドールを気に入っている(受注数が多い)国などはありますか？

Aileen:ドールを注文してくださる国はアメリカ・ロシア・ヨーロッパです。
しかし、最近では日本からもたくさんの注文を頂いております。
日本の皆さんに関心を持っていただき大変嬉しく思います。

D:最後に日本のドールファンにメッセージをお願い致します。

Aileen:いつも応援してくださる方たちが私たちにはたくさんいます。
その応援に私たちは応えたいと思います。
私たちを応援してくださる皆様にはプレゼントを用意する予定です。
これからも私たちAileen DOLLをどうぞよろしくお願い致します。
本当にありがとうございます！！

D:ドラゴンの新作などお客様同様に私たちスタッフも楽しみです。
Aileen Dollの皆様貴重なお話をありがとうございました！