DOLK STATION

吉八太郎 （よしやったろう）
1990年生まれ。大阪在住。大阪芸術大学デザイン科卒。
絵画、人形などの制作を通して、美少女という存在・概念の形を探っています。

Twitter https://twitter.com/takahasya

HP http://yattaro.tumblr.com

個展『美少女をつくる。』フライヤー

■日付：5月31日(日) - 6月6日(土)
■時間：12:00 - 22:00
■場所：難波アートヤード

フライヤーはDOLK大阪店に置いてます。

個展会場の『難波アートヤード』。
こちらではアート・映像・音楽分野のクリエイターによるイベントや、Art Yardが企画する様々な催しが行なわれています。

たくさんのアート作品が集い、現実とは別世界のような、
そんな雰囲気のある素敵な場所でした。

吉　八太郎様の個展は4Fで開催されています。



それでは、個展会場のお写真とご一緒に
吉　八太郎様へのインタビューをお届いたします！

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

Q1.今回の個展で「美少女」をテーマにした理由を教えてください。

A.⇒極々個人的なことなのですが、本当に美少女が好きなんですね。美少女を見ていると生きていて良かったと思います。
そんな時に強烈に美少女を作りたいと感じるのですが、その裏には美少女を手の内に支配したいという欲が隠れていて。
そんな人間として恥ずかしくも素直な自分の欲に、率直に従って物をつくることが、作品の圧力となっていくのではないかと思い、美少女をテーマとして制作しています。

Q2.球体関節ドールをつくろうと思ったきっかけはなんですか？

A.⇒ホビーのドールを購入したことがあるのですが、自分でメイクをして組み立てて初めて抱き上げた時、とても胸にグッときて、愛おしくて、その衝撃がきっかけです。
また、球体関節人形は彫刻と違い関節が動きますよね。自分の思うままポーズを決められる。そこが上記の僕の欲望にリンクしているということも、大きな要因です。

Q3.今回、初めてのドール制作にどれくらいの期間がかかりましたか？
また、どのような苦労がありましたか？

A.⇒3ヶ月ほどです。
立体を作ること自体が初チャレンジだったので、何もかもが試行錯誤でした。
ですが、美少女そのものだけを考えて手を動かすのは非常に楽しいものでした。

Q4.ドール制作において、こだわった点などがありましたら教えてください。

A.⇒兎に角可愛く！美しく！と思い制作していたのですが、日本人的な造形になるようには気を配っていました。
自分と遥か遠い存在というより、「そこに居る」という実感が持てるような人形を意識していました。



Q5.ドール制作に使用された素材と素材の特徴を教えてください。

A.⇒パジコのラドールという石塑粘土を使用しています。
人形を作る上でスタンダードな素材で、盛ってよし削ってよしな素材です。

Q6.絵やドールなど、美少女の作品を制作する際、モデルにするキャラクターや人物はいますか？

A.⇒基本的にはいませんが、上記画像の作品は新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイをモチーフとしています。
　僕が初めてとても好きになった美少女が綾波レイで、初恋の相手と言っても過言ではないぐらい好きでした。その姿を今も様々な風景に探している、という作品です。



Q7.美術作品を制作するにあたって、影響を受けた人物はいますか？

A.⇒挙げだせばキリがないのですが、村上隆さんの存在はとても大きいです。
また、ミュージシャンの浅井健一さんがとても好きで、表面上には現れていないのですが、あの世界観に非常に影響を受けています。

Q8.今後どのような作品にチャレンジしたいですか？

A.⇒もっと美少女そのものを顕現させた作品を作りたいです。
奈良美智さんの描く少女のように、本当にそこに居て、こちらをじっと見ている実感を持てるような。

Q9.最後になにかメッセージなどがありましたらお願いします。

A.⇒最後まで読んで頂き有難う御座いました！
更に更に可愛い美少女を作って行きますので、ご興味持たられた方はHP等チェック下さいませ。

吉　八太郎様、お忙しいなかインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました！！


個展『美少女をつくる。』は明日6月6日(土)まで開催しています。

開催時間・アクセスはこちら

時間⇒12：00～22：00

場所⇒難波アートヤード
〒556-0016
大阪府大阪市浪速区元町1-2-25
A.I.R 1963ビル 4F-A

詳細はこちら

http://yattaro.tumblr.com/post/119108702957